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Blog- Le vent se lève
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日本ヴァレリー研究会ブログ
Le vent se lève
ヴァレリーやマラルメ、サンボリストにとどまらず、文学一般、哲学・音楽・美術・映画から世界の姿まで、古き問題と最新の話題をめぐり多様な人々が集う場…...
風よ立て!……
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ジャック・ランシエール『美学における居心地の悪さ』(松葉祥一/椎名亮輔訳、インスクリプト、2025年)/ 関大聡
たとえば存命のフランス人哲学者でBIG3を考えるとしたら、ジャック・ランシエール、アラン・バディウ、エチエンヌ・バリバールあたりが有力候補になるのではないか。そう言っていいほどランシエールは今日、大きな存在感を示している。日本語に訳された書物も多く、本書『美学における居心地の悪さ』は、単著で言うと15冊目になるはずだ。 邦訳書を中心にその知的遍歴を振り返ってみよう。彼自身が語る遍歴に関心のある向きは対談形式の『平等の方法』を参照されたい。もともとランシエールは60年代に光芒を放ったアルチュセール派の近傍にいたが、その批判者として頭角をあらわす(『アルチュセールの教え』)。そこから知識人と労働者の出会い/損ないを批判的に分析することで民衆の能力や平等、そして民主主義の可能性について独自の理解を築いた(『哲学者とその貧者たち』、『無知な教師』)。政治を、共同体の内部に「不和」が発生する場として捉え返す議論で、90年代の政治哲学をめぐる論争に切り込み(『不和』)、現代に蔓延する民主主義への不信に対抗する強力な拠り所になった(『民主主義への憎悪』)。他
8月13日
読了時間: 27分
柴田秀樹『ミシェル・フーコー 自己変容としての文学』(青土社、2025年)/ 坂本尚志
ミシェル・フーコーは「哲学者」である。2026年に生誕100周年を迎えるこの思想家について今こう形容しても、さほど違和感はないのかもしれない。しかし、フーコー自身が「自分自身は哲学者ではない」(「批判とは何か」)と述べているように、彼が「哲学者」であるというのはそれほど自明...
2025年8月29日
読了時間: 10分
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